2026/06/07 11:59

こんにちは。少しずつ暑さを感じる頃となってきましたね。店主の暮らす和歌山地方も梅雨入りし、ブログを書いている今日もどんよりとした雨模様です。

さて本日は、今日から販売開始となる「石井菜摘(いしい なつみ)」さんの作品について書いてみようと思います。


石井さんの作品に初めて出会ったのは、信楽の作家市でした。並んでいるうつわたちはどれもシンプルで、一目で「これは絶対に使いやすい」と分かりました。思わず足を止めてお迎えしたのが、我が家の定番となった大鉢です。

(盛り付けたのは、大晦日に食べたにしんそば。)

実際に使ってみて実感したのは、その「圧倒的な使いやすさ」でした。

大鉢は汁気のあるおかずにはもちろん、丼ものにしても見栄えがよく、なみなみに盛り付けても、控えめに盛っても綺麗に収まってくれます。この見栄えの良さの理由は鉢の絶妙な角度だと私はにらんでいます笑


そして餃子のお箸置き。ユニークで愛らしいだけでなく、お箸が転がらないようにさりげなく「くぼみ」がつけられていて収まりが抜群。家で餃子を食べる時は必ずこのお箸置きを使っています。

後にお迎えした「輪花小鉢」も、上品なお花の形が食卓をパッと華やかにしてくれます。こちらも大鉢同様、絶妙な角度と深さのおかげで、少量のお浸しから少しボリュームのある副菜まで、本当に万能に活躍してくれています。

実は石井さんのインスタグラムを拝見していると、ご自身もお料理がとってもお好きなご様子。前回の信楽作家市でも出店をされていたのですが、前夜の忙しい時でも、手間ひまかけて筍のアク抜きからカレーを作っていて驚きました! 「料理をすることが日常になっている方が作るうつわ」だからこそ、盛り付けやすさや使い勝手の良さが細部まで行き届いているのだなと深く納得してしまいました。

石井さんのうつわのもう一つの大きな魅力は、「色の美しさ」です。一見するとシンプルでさりげない佇まいなのですが、だからこそ、釉薬の美しさがじわりと引き立っています。色の出方や掛かり方に石井さんの天真爛漫なところがちょっぴり顔を覗かせているようで、大人しすぎない風合いが私は大好きです。


今回、私がセレクトさせて頂いたのは10種類。「使いやすさ」と「色の美しさ」を兼ね備えた石井さんのうつわは、どんなお料理も引き立て、日々の食卓を少し特別に、そして軽やかに彩ってくれます。ぜひ、皆さまの日々の生活にも取り入れてみてくださいね。


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◆ 石井菜摘さんについて
荒賀文成さんのもと、京都の工房で粉引の器を中心に作陶されている石井菜摘さん。
石井さんが生み出すうつわはどれも温かみがあり、日々の食卓に自然と溶け込んでいきます。

柔らかな光を集める釉薬の美しさと、滑らかな曲線のフォルム。
シンプルなデザインだからこそ引き立つそれぞれの色はどれも奥深く、ひとつひとつ手仕事で仕上げられたうつわは、すべてが唯一無二の存在です。使い込むほどに味わいが深まり、自分だけの表情に育っていく、そんな生活にそっと寄り添ってくれるような優しい美しさがあります。

使い手のことを考えた丁寧なつくりが、抜群の使い心地の良さを生み出しています。実際に料理を盛り付けて使ってみることで、その魅力の深さに改めて気づかされます。

つい毎日手にとってしまう使い勝手のよさは、ひとつ、またひとつと買い揃えたくなる。そんな暮らしに欠かせない存在になってくれるうつわです。

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